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  • 学生時代から、友人とフィードバックしあうことで成長につながる
    ボストンコンサルティング現役社員・元リクルート社員による【Grow Meetup#6】 レポート

学生時代から、友人とフィードバックしあうことで成長につながる
ボストンコンサルティング現役社員・元リクルート社員による【Grow Meetup#6】 レポート

好きなことを起点に選択肢を広げたファーストキャリア

-ファーストキャリアはどの様に選んだのですか?

鈴木さん:自分に合っているかどうかよりも、自分が将来何をやりたいか、から考えました。サッカーが好きで将来クラブチームの経営をしたいと思っていて、実際に当時有名チームを持っていた会社から内定も貰っていたのですが、サッカーはコンテンツ・ブランドビジネスなわけですから多少遠回りでも修行のために、当時一番勢いのあったR25というメディアブランドを持っているリクルートに行こうと決めました。
今は独立して会社を経営していますが、独立を決めた時も自分が会社経営に向いているかどうかは考えもしなかったです。

もっと言うと、僕らの会社にはアメリカ、スペイン、ポルトガルなど様々な国籍のエンジニアがいて良いチームができつつあるという手ごたえがありますが、今も英語が得意ではない僕が“自分に合っているかどうか”で判断をしていたら、様々な国籍の人と仕事をしようという判断はできなかったと思います。英語ができなかったので笑」

鳥巣さん:私はもともと音楽がすごく好きだったのですが、当時インターネットやデジタルの世界で音楽が大きな変革のテーマになってきていたので、これにチャレンジしたいと考えていました。ただ、旧来のいわゆる音楽業界に就職するというのは少し違うと思い、音楽関係の就職の選択肢がすぐにはなかったんです。じゃあ一旦、自分で起業する道も含めて考えようと思い、そのための勉強や周囲へのアピールも兼ねて、1年半ほど毎日音楽とインターネットの関係について調べたことなどをブログに書きました。その縁もあって、ナップスターに参加する機会を得ることができました。

-二人とも好きなことを明確化し、キャリア選択のために、きちんと調査やアクションを起こしていますね

鈴木さん:自分のやりたいこと・目標を決めようという話はよくあって、実際にどんな時でもそれを持とうとする意識は大切だと思います。多かれ少なかれ、やりたいことが自分の志向のスタートになるので、常に真剣に考えたい。
ただ同時に、“やりたいことは自然と変わるものだ”と気楽に考えることも重要だと思っていて。
 あなたは何をやりたいんですか?と人から聞かれると、“考え抜かれた理由や根拠のあるストーリーを提示しなければいけない!”と構えてしまいがちですよね。でも、身構えて大上段に立ってしまうと、自分の夢に変な理由を後付けしたり、賢く見える偽の目標を作ってしまいがちです。むしろ、”好きだから”程度の理由であっても、恐れず素直に夢や目標を人に言えると良いですよね。

鳥巣さん:”やりたいことは何か”はずっとついてまわる問題で、あらゆる人が問われています。もちろん自分の内部から沸き起こる情熱が一番大切ですが、大切な視点は、ニーズがあるのかということだと思います。事業や商売としてやることなので、その時風が吹いていることをやるに越したことはないと思いますし、そこに、自分しかできないこと、多少は自分が他人よりできることを戦略的に考えて、何にフォーカスするかを決めることもいいことだと思います。なんとなくこういうことは嫌だ、程度の欲求しかないのであれば、むしろ、やって欲しいと言われているのは何かとか、周囲と較べて自分が活かされそうなのはどれかということでキャリアを選ぶ視点もあるかもしれません。実際ビジネスの世界ではそういう視点は大きいですし、キャリアも短期的にはそういった選び方が機能することも多いのではないかなと思います。
 何よりも、決めること自体の効用がすごく大きい。鈴木さんのスポーツも、僕の音楽も、今それがダイレクトにどこまで自分の情熱に影響しているかは、影響があるところとないところがありますが、当時「これだ」と決めきってやりきったのは、自分の成長を加速したと思います。
         

フィードバックしあうことが成長につながる

-社会で壁にぶち当たった時、どのように自分を高めていったのでしょうか?

鳥巣さん:壁ばかりでしたね。。例えば、ナップスターの部長時代に、私はダントツの最年少で、個々の専門知識は自分以外のメンバーの方が持っているという状態がずっと続いていました。そこで見栄や意地をはらずに、分からないことは分かる人に教えてもらうしやってもらう、自分は自分が得意な分野である、計画を作ったり、総合的な判断を行うことに集中し、結果的にマネジメントとしては成功したと思っています。

鈴木さん:入社3年半でマネージャーをやらせてもらったんですが、半年経ってもチームで成果を挙げることができず相当苦しみました。その後周囲にアドバイスを貰って、チーム運営方針を180度変えたらうまくいった。自分のやり方を変えることには抵抗がありましたが、失うものもないしどうにでもなれと思って大胆に変えました。
そこから学んだことは、自分に強い自負を持ちつつも、自分の欠点や悪い結果を受け止めて、積極的に変化していくことが成長に繋がるひとつのパターンだということです。

-フィードバックを受け続ける意味とは?
鈴木さん:学生時代に友だちと真剣にフィードバックし合う機会は少ないのでイメージしづらいでしょうが、自分を形作る上で、ものすごく大事です。リクルートでは”仕事の成果”だけでなく”自分は何を目指しているか”とか”自分はこの半年でどんな能力を獲得したいか”まで事前に設定し、上司を中心に頻繁にフィードバックを貰います。
 真剣に相手のことを考えてフィードバックをする・受け止めるにはかなりのパワーが必要ですが、それが自分の成長を確実に促してくれる。頻繁なフィードバックは良いカルチャーなので、僕らのチームでも促す仕組みを作っています。
 ただ、フィードバック文化が強烈に根付いている会社は意外と多くはないかもしれません。その場合は親しい友人に協力してもらうとか、工夫が必要そうですね。

鳥巣さん:BCGにも徹底したフィードバック文化があります。マネージャーもチームメンバーもお互いにフィードバックをし合うのがシステムになっていますし、改善点は、上司からも部下からも年がら年中沢山来ます。その仕組みは、今ボストンコンサルティングをやめた後でも自分として持っていないと怖いなと思います。フィードバックが無ければ成長が止まると思いますし、新たに会社を作ったときも、定期的にフィードバックする仕組みを持つようにしたいと思います。