頭で理解するのではなく、積極的に経験しよう!

みなさんは、自転車に乗れますか?

子供のころどのように自転車の乗り方を覚えましたか?

『自転車使いこなし辞典』を呼んで、乗るための勉強をしたでしょうか?

トライアンドエラー。頭ではなく、体、つまりは経験を通して覚えましたよね。

実は、世界で活躍する人の行動特性の共通項は、すべて経験でしか身に付きません。そして、学生の時にこそ身に付けるべき行動特性があるのです。時間が十分にあり、勉学や、課外授業を通じて行動特性を身に付けるのです。

たとえば、私の上司で、世界の為替研究のトップに立っていた元UCバークレイ教授で世界で最も引用された為替論文を書いたRichard Meeseから仕事を通じて学んだコンピテンシーを紹介いたします。

私はその直前に日本経済が厳しいいうことを、日本の経済数値分析、経済学者や新聞の記事などを通じて彼に説明していました。

しかし、彼が日本に来てホテルに向かう途中に、「私の考えは間違えている」と。

私は最初何のことかわからずポカンとして自分の経済分析の質の高さを説明していました。

彼は、一言。「観察しろ」と。「東京の中心にこれまでになくクレーン車がいっぱいあるではないか」と言ったのです。

彼は、工事着工が経済持ち直し時の兆しであると。数値上数か月後にしか出ないものをまつのではなく、観察を通じて見つけなければいけないことを私に暗に諭したのです。実際、3カ月後に出た工事着工の数値が強く、為替は一気に円高に、株は上昇しました。

私は、自分なりに経済を分析していたものの、経済は人の営みであり、観察をし経済を視る力を得た瞬間でした。こうしたコンピテンシーを、観察を通じた課題発見力、といいます。

みなさんもこうした世界で活躍するためのコンピテンシーを得たくないでしょうか?そのためには、コンピテンシーを理解し、自らの現状のコンピテンシーの水準を理解し、積極的に経験を積みコンピテンシーを高めていきましょう。

この連載で、あなたを深く知り、未来のあなたをSHAPEする3つのファクター「価値観」「気質」「コンピテンシー」をお話ししました。

あなたが世界で活躍する準備は整いました。

さあ、いよいよスタートです。どのように「Who I am」を知り、行動することで未来の「Who I am」をシェイプするのかを実践する段階です。

次回はその方法をお伝えしましょう!