North Pacific Regionのリーダーを目指す!

【日中韓のアメリカ大使館が企画したリーダーシッププログラム@ホノルル~その1~】

ALOHA!

日本、中国、韓国3か国のアメリカ大使館が、北太平洋地域の未来を創るためのグローバルリーダーシッププログラムを初めて2016年3月にハワイで開催しました。

各国から外交、メディア、教育分野で20代後半から40代前半までの北太平洋地域のリーダー候補各8名を呼び、一週間ともに学び、語り合うセッション。

韓国からは南北統合を目指す政府機関、脱北者、外交の専門家など。中国は全員がアジア、米中外交に関わる大学関係者。日本からは、元衆議院議員で大学理事、NHK、共同通信、米軍に出向していた東大医師、東大の研究者、UberやAirbnbの日本における代理人、Teach for Japan代表、そして私。

光栄にもその一人として招待され、ハワイのオアフ島にあるEast-West Centerに行ってきました。このEast-West Centerは、1960年にアメリカ議会が将来のアジアの時代に備えて、北米がアジアとともに平和と成長を目指すための研究・教育委機関として設立されました。その経緯もあり、ここでは決してアジアという言葉は使わず、北太平洋地域という言葉を使います。

皆さんは将来いろいろな分野で世界のリーダーとして活躍する方々なので、ここで私が学んだことが役に立つと思い、5回にわたってここでの学びをお伝えいたします。

初日。『自己紹介』からはじまりました。

みなさんは、就活などにおいて、自己紹介を用意されているでしょうか?

私も今回のカンファレンス用に用意していきました。

ところが、最初に言われたのが、

『自己紹介は15秒。あなたが9歳の時のことについて話しつつ、自己紹介をしてください』

というものでした。予想外の形で、用意してきたものと全く異なることを話さないといけません。

なぜ、このような自己紹介を求めたのでしょうか?

「リーダーは不確実性に対応しないといけないから?」と最初は思ったのですが、時間がたつにつれて初日に分かってきたことは次の2つです。

リーダーは様々な状況で相手の『感情』に訴えかける『Narrative』ができないといけないということ。9歳の話は相手の感情に訴える土壌になるということなのです(10歳でもいいのですが)。これは、皆さんに利用いただいているアプリGROWのコンピテンシーでは、『表現力』を示します。

15秒という短い時間の制限はお分かりの通り、相手にリーダーとしてフックをかけられるかということでした。

ちなみに私は『Bullied child(いじめられっ子)』だった経験をグループで話しました。つまり、Bulliedであってもリーダーにはなれる。別の言い方をすると、リーダーシップは後天的なものだと伝えたかったからです。

GROWを利用してみなさんがコンピテンシーを伸ばせばリーダーになれるという発想も私の個人的な体験からも自信をもって言えることです。

次回は、次世代リーダーが意識すべきWisdom of Crowd(集合知)についてです。

福原正大(ふくはら・まさひろ):IGS社長
慶應義塾大学、INSEAD(MBA)、グランゼコールHEC(with Honors)、筑波大学博士(経営学)。バークレイズ・グローバル・インベスターズ(Managing Director、取締役)を経て、2010年、グローバルリーダー育成の教育ベンチャーInstitution for a Global Societyを設立。