脳の特性を利用し成長しよう!

前回は、GROWのINVITEとGIFT(他者評価)を活用することで、世界で活躍するための力を育成できることを説明しました。今回はより具体的に、なぜ友達を評価すると、あなたのコンピテンシーが成長するのかを説明していきます。

GIFTの質問は、一つずつがコンピテンシーに紐ついています。

たとえば、「彼/彼女は、問題の原因を探るため、様々な資料を検索し、必要な情報を収集することができる」という質問は、課題設定をする際に必要な情報収集力があるかどうかを評価しているのです。

GIFTでこの質問がでると、試していただいたように、スライダーに沿ってこの質問に対して友人がどの程度この力を保有しているか、順に確認していきます。

一番右、完全に質問のことができているという場合。スライダーを動かすとその定義がでてきます。

「情報収集の方法を理解し、適切な方法で情報収集し、その情報を課題設定に活かしている。」

ここまでできていれば、この友人は『課題設定』のコンピテンシーが高いことを意味しています。

ここまでではないと思うとその一つ左に移ります。すると、

「情報収集の方法を知っており、情報収集を試みたが、課題設定に活かせていない。」

ここまででなければ、「情報収集の方法は知っているが、情報収集をしていない」、さらにできていないと、「情報収集の方法を知らない。」と4段階のレベル分けをしていくのです。

スライダーを動かして出てくる、質問に対する力のレベル分けをする客観的な基準説明のことを『リューブリックス』といいます。

実は友達をリューブリックスに沿って評価するプロセスは、世界で今最も注目をされているアメリカ・シリコンバレーのMinerva Collegeで大学教育の中心におかれています。この学校が目指すものは現在の多くの大学の学びの破壊。Minerva Collegeによると、これまでの大学は経済や法律という科目の知識を教師から学生の頭に移植させるだけで、学生が社会で活躍するために必要な真の力(コンピテンシー)はついていませんでした。「大学時代に提供すべき学びは、学生の真の力であるコンピテンシーを伸ばすべきであるということである」と創始者のBen Nelsonは述べています。現在では、ハーバード大学やスタンフォード大学をけって、この学校に進む学生もでてきています。

https://www.minerva.kgi.edu/academics/curriculum/

Minerva Collegeで行われているように、友人のあるコンピテンシーを測りながら、わがこととして、自らを省みる。自省が、あなたの世界で活躍するための力を高めるのです。「脳は、あるコンピテンシーの最高レベル(スライダーの一番右)と自己の現状のレベルを比較すると、自動的に目標を理想状態に設定し、能力の向上を目指す」と認知神経科学の世界で明らかにされているのです。

友達を評価しながら、「自分はできているかな?」を自省するプロセス。ある意味、友達に教えると、結果として自分の学びになっているのと同じことなのです。

いかがですか?早速GROWを利用して、「成長」のプラスのスパイラルにのってください!